北大を目指している受験生の方へ。もしくは、北大に興味を持っている学生の方へ。
北海道大学の超特殊な入試制度について、現役の北大生が説明していきます。
北大目指すなら、一読すると良いかもしれません。
基本的に理系の方に向けて書いています。
総合入試
1.入試科目は、要項をチェックしてほしいけど、例を挙げると・・・
2.医学部、歯学部などを除いて、学部別は後期のみ
3.理系で総合入試を受けると、全員同じ学部になる!?
4.学部が決まってなくてもいいのだが・・・
1.入試科目は、要項をチェックしてほしいけど、例を挙げると・・・
大学入試で一番大事だけど、なぜかあんまり知らない。入試科目。ここでは一例を紹介します。基本的に、理系であれば、こんな感じの入試科目になると思います。
しかし必ず、受験する年度の入試要項を”ご自身”で確認してください!間違えたらシャレになりません!
北大のホームページです。↓↓
一般選抜 | 入学案内 – 北海道大学 (hokudai.ac.jp)
さて、理系の基本的な科目
共通テスト
国語、理科(生物、物理、化学から2つ)、数学ⅠA、数学ⅡB、社会(地理B、日本史B、世界史B、倫理政経から1つ)、英語(リスニングあり)です。
国公立の独自入試(二次試験)の科目
英語、数学、理科(物理、化学、生物から2つ)です。理科には、一応地学も含まれますが、地学で受験する方は、少ないと思うので、含めませんでした。
理系の科目は、こんな感じです。
総合入試について
そして総合入試というのは、普通の国立の二次試験と同じです。ただ、学部が決まっておらず、入試を受ける時は、「総合入試理系生物重点選抜、や総合入試化学重点選抜etc・・」です。
生物重点選抜は、その名の通り、生物の配点が高くなっているというものです。
私が受けた時の北大の配点は、
英吾:150 数学:150 生物:100 化学:50(生物重点選抜の場合)
です。
他の総合入試○○重点選抜の配点は、北大の要項をしっかり確認してください。
一般選抜 | 入学案内 – 北海道大学 (hokudai.ac.jp)
2.医学部、歯学部などを除いて、学部別は後期のみ
医学部や、歯学部などを除いて、学部別は後期にしかありません。
また、後期の入試は一気に難易度が上がります。定員が少ないので、倍率がえぐいです。どこの大学でも。前期で受かっていると「おおー」ですが、後期で同じ大学に受かっていると「うぇーー!マジ!」になります。
北大の後期も激戦です。
え?じゃあ、前期で受かったらどこの学部に入るの??
前期で受かった方、総合入試制度を利用して合格した方は、総合教育部。という1つの学部に集約されます。実際、私も総合教育部に所属しています。
次の章では、この総合教育部の制度について書いていきます。
3.理系で総合入試を受けると、全員同じ学部になる!?
さて、北大に合格すると、総合教育部という1つの学部に入ります。ここでは、基礎クラス、という学校のクラスのようなものが存在します
この基礎クラスには、医学部、後期受験の学部別入学者、総合教育部が混ざり合っています。文系はどうなっているか分かりません。また、医学部は、医学部だけのクラスがあるっぽいです。
ですが、色々な学部の方と出会える良い機会になります。
そして、一般教養と呼ばれる、情報や社会、など理系とは関係のないことも学習する機会があり、数学、化学、物理、生物、地学も学習します。
厳密に言えば、少し違うのですが、イメージはこんな↑感じです。
4.学部が決まってなくてもいい??
総合入試で北大に入ると、同じ学部に入ります。そして1年次の成績で2年次の学部を決めることになります。つまり、入試を受ける時点で学部が決まってなくてもよいのです!
しかし、この学部移行。好きな学部に行けるかは、皆さん次第です。というのも、この学部移行は、成績が高い人から自由に学部に入れる制度になっています。文転、医学部にも移行出来ちゃます。
ですが、成績を取る必要があるということは、大学1年生は勉強で結構忙しいです。学部によっては、ほぼすべての講義でAー を取らないといけないです。医学部、農学部、工学部の情報系などは、かなりの成績が要求されます。
Aー の難易度は、講義に全て出席、テストで平均以上を取るって感じです。
ですので、せっかく北大に受かっても、自分の学びたい学問を学べない可能性があるのです。
そのため、私が思うに、北大というブランドに目をむけるのではなく。自分の好きなこと学びたいことに重きを置いた方がいいと。大学に入学して感じました。
みなさんは今、必死に勉強し、大学に入ろうとしていると思います。そして、大学名、大学のブランドを気にしているかもしれません。ですが、自分のやりたいこと、好きなことが見つかり、それができれば、それ以上の幸せはないと思います。
どの大学にするか決めるのは、皆さんです
最後までご清覧ありがとうございました。
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